Evergreen State College
初めてEvergreenの事を知ったのは、私が編入する大学を探し始めた頃。その時は、あまり
良い印象がありませんでした。"成績表の無い学校"とか"ヒッピーがたくさんいる学校"って
事で変な学校と思ってました。
コミュニティーカレッジも終わりに近づいて、編入する先の大学をどこにしようか調べていたときに、
またEvergreenを思い出しました。知り合い数名にEvergreenの事を聞いたら、本当に近くに
Evergreenの卒業生が数人いて、みんないい学校だと進めてくれたのでもっと調べる事にしました。
まず学校に問い合わせてアプリケーションを送ってもらって、それから学校説明会へ行きました。
説明会は、少人数でアドバイザーに色々質問する事ができて、その後は、ボランティアの人が
学校のツアーに連れていってくれました。学校の敷地はほとんどが森で、その中のほんの一角に
校舎があります。学校の雰囲気や生徒達、それからカリキュラムなんかが気に入って、願書を
送る事にしました。学校の規模が他の総合大学と比べて小さく、全校生徒は4000人くらい
だったと思います。アドバイザー達は親切に面倒を見てくれます。私がずっと連絡を取っていた
トランスファーしてくる生徒専門のアドバイザーは、本当にちょくちょくメールをくれて、色々
アドバイスしてくれました。ある日、アポイントメントを取らずに彼女のオフィスに行ってみたら
私の顔を見るなり"ふみえ?"と聞かれたくらい。留学生の数は全体で40人くらいなので、
インターナショナルアドバイザーもよくしてくれます。
エバーグリーンから合格通知が送られてきた時は、本当に嬉しかったです。エバーグリーンは
他の学校と比べるとちょっと違うかもしれません。クラスは、ほとんどが1年続くカリキュラムに
なっています。1学期16単位までしか取れないので、フルタイムが16単位、ハーフタイムが8単位、
パートタイムが4単位、2単位になっています。フルタイムのクラス、それからほとんどのハーフタイムのクラスは、
タイトルがついていて、一つの教科だけでなく、色々な科目を何人もの先生から学ぶのです。というのは、
何事も、学んで行くと他の教科に繋がるという事です。
成績表が無いというのは、じゃあどうやって成績を知るのか?ってなりますが、私が新入生オリエンテーションで
言われたのは、同じクラスのほかの人がどのくらい勉強できようができまいが、関係ない。
要は自分がどれだけ学んだかだ、という事。なので、例えばある生徒が最初からある程度の知識の
ある教科を取ったとします。この生徒はテストで良い点数を取るかもしれないけど、それ以上に
もっと学ぼうとしなければ、最初はまったくその教科の知識がなかったけど、最後にはかなり
の知識をつけた人の方がよい成績をもらえるという事。他の人が点数が良いからといって、自分がその人よりも点数が
低くても学ぼうとする態度、学んだことによって自分の成績の方が良くなるという事。
これって前は考えたことがなかったけど、今はなるほどなあと思います。成績表が無いというよりも、
アルファベットでの成績が無いかわりにEvaluationがあります。これは、学期の最後に自分が何を学んだか。
そして、先生へのEvaluationをまた別に書きます。先生がどんな風に授業をして、何が良かったかとか良くなかったなど。そして、先生から
生徒へのEvaluationをもらいます。それに加えて先生とのコンファレンスもあります。一人づつ先生と15分くらい話合うのです。
もう一つ、エバーグリーンの独特のスタイルは、コントラクトだと思います。これは、自分でカリキュラムを組んで、フルタイムなり
ハーフタイムなりの研究を自分でして、最後にコントラクトの先生に見せて評価してもらうという事。これは、学校でオファー
されていないけれども、自分の興味のある事を自分で研究してパーパーなどにまとめて提出するのです。コントラクトの先生を探して
先生からアドバイスをもらいながら仕上げて生きます。自分が学ぶ事は何でもかまいません。先生からオッケーがでたら
何でも良いのです。私の友達はRaveについてのペーパーを100枚書いたそう。他には、ワシントン州のワイルドライフの研究で
1学期、山にこもって野生の動物の写真を撮ったりと色々です。私は、Streaming Videoについてコントラクトをして、4単位
もらいました。
最後にエバーグリーンの卒業式ですが、これも生徒達で作り上げていくという感じでとても好感がもてました。
まず、ゲストスピーカーは、みんなで候補をあげて、その中から生徒達が投票できめます。式で使われる曲も、
その後のレセプションの曲、卒業式のテーマなど、すべて投票です。生徒代表のスピーカーも
スピーカーをしたい人のオーディションがあって、そこで選ばれます。卒業式のリハーサルで着るTシャツのデザインも
生徒達がデザインして、生徒達で選びます。その収益金は、地元のシェルターなどへ寄付されます。
他にも、学長をきめる選挙、バジェットの事など、何でもメールで生徒達に連絡が来ます。候補者の情報やスピーチ
なども生徒が参加できるようになっています。こういう事、学校に入る前は知りませんでしたが、後から知って
なるほど、と思ったのです。
エバーグリーンは、ヒッピーの多い学校というイメージがありますが、綺麗にお化粧をして、ブランド物を着てる人は
ほとんど見ません。ナチュラル系が多いです。フットボールチームとか、ソロリティー、フラタニティーが無い事も
私はいいなと思ってました。ちなみに、学校のマスコットはGeoduck(グイダック)みる貝です。いかにもエバーグリーンらしい
って感じかな。
2009年1月28日|
カテゴリー:Studying in the US