病院選びのポイント
| 「どの病院へ行こう?」最初は誰でも迷うものです。婦人科ならどこへ行っても同じというわけではありません。不妊症のように原因が複雑でかつ治療技術の進歩の目まぐるしい病気の場合は、病院選びが大事なポイントです。信頼できる病院を選びましょう。 |
まずは近場でさがそう
| 自宅の周辺や、勤め先の近く、通勤途中など、通いやすいところの病院を探しましょう。検査が始まると、月に2〜3回、多いときはもっと通うことになります から、通いやすいところがいいでしょう。不妊症の専門誌や電話帳で探したり、人からの紹介も、病院探しのよい目安になります。 |
受診する前にチェックすること
| できれば看板に「不妊外来」とあるなど、不妊症に力を入れていることがわかる表示がある病院がいいでしょう。病院の規模は、あまり関係ありません。有名な 大学病院だからといって、一概にいいともいえませんし、小さな病院だから不安、ということもありません。大切なのは、不妊の治療に熱心かどうか、というこ とです。 |
女医さんのほうがいいの?
| 婦人科は同姓ということで女医さんのほうが親しみやすいことは確かでしょう。ただ、不妊のことをきちんとわかっている女医さんが近所にいるとは限らないので、それほどこだわることはありません。 |
| 不妊治療について高度な知識を持っている男性の医師は数多くいます。患者の気持ちを聞いてくれて、質問によく答えてくれる医師なら信頼できます。 |
こんな病院はNG
| 治療費の説明をきちんとしてくれない病院や、営利目的の病院には気をつけてください。診察時間が短かったり、行くたびに担当の医師がかわるところも×で す。同じ治療をするにしても医師によって考え方にズレがあったりするので、できれば同じ医師がみてくれたり、複数の医師でも治療方針の連絡がとれているこ とが大切でしょう。 |
こんな病院なら安心
| ●ていねいに問診してくれる。 |
| ●患者の訴えや質問に医師がよく答えてくれる。 |
| ●検査の意味を説明したうえで、効率よく検査してくれる。 |
| ●不妊学級などを開いている。 |
| ●設備が整っている、もしくは専門病院と提携している。 |
| ●体外受精を行っている、もしくは体外受精を行える施設と提携している。 |
| ●排卵誘発剤などの薬を使うときは、その理由や副作用などについて説明してくれる。 |
| ●転院するとき、紹介状を書いてくれたり、これまでの検査データをくれる。 |
| ●患者さんの評判がいい。 |
| ●担当医との相性がよく、コミュニケーションがとれる。 |
| ●受け付けの応対がよく、病院内が明るく、清潔である。 |
| ●かかる費用について、ていねいに説明してくれる。 |
| ●評判のいい病院はある程度混んでいるもの。とはいえ、あまりに混んでいて、医師に |
| 質問もできない状況は考えもの。適度に混んでいる病院がいい。 |
私の病院選びのポイント
| ●家から近い。(車で10分〜15分) |
| ●雑誌に紹介されている不妊専門センターがある有名病院。 |
| ●患者さんの評判がいい。 |
| ●1人目を出産した病院である。 |
| ●子宮外妊娠の手術をした病院であるので、よくわかってくれている。 |
| ●看護婦さんが親切。 |
| ●設備が整っていて、体外受精なども行っている。 |
| ●友達から、不妊の勉強を専門にしていて、いい先生がいると聞いた。 |
| ●完全予約制で待ち時間が少ない。 |
| ●HPを開設していて、病院が不妊のパンフレットも作っていて、不妊学級も開いている。 |
2009年1月 9日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:不妊症について
病院へ行く前に基礎体温
基礎体温をつけましょう
| 「赤ちゃんが欲しいけどなかなかできない・・・」と思い始めた人は、まず基礎体温をつけることからはじめましょう。基礎体温は女性ホルモンが正常に働いているかや、排卵の有無を確認することができます。 |
| 基礎体温ってどんな体温? |
| 体温は活動している日中に高くなり、反対に夜ぐっすり眠っているときは低くなります。後者のような状態は生命を維持するためだけにエネルギーを使っているわけで、そのときの体温を基礎体温といいます。 |
| 本来なら眠っているときの体温を測ればいいのですが、それは難しいので、朝目覚めたときに測った体温を基礎体温としています。 |
| 基礎体温の測り方 |
| 基 礎体温はわずかな体温の差をみるものです。普通の体温計ではなく、婦人体温計を使います。婦人体温計には水銀タイプのものと電子タイプのものがあります。 水銀タイプのものは正確な数値が測定できますが、測定に5分くらいかかります。電子タイプのものは値段は高いですが、短時間で測定できます。 | |
| ① | 目が覚めたら、そのまま布団の中ですぐに測る。(寝る前に枕元に体温計をおいておく。) |
| ② | 毎日一定の時刻に測る。かぜをひいたり、飲酒、寝坊したとき、寝るのが遅かったときなどはそのことを備考欄に記録する。 |
| ③ | 体温計を舌の下に入れて、口を閉じ、測る。 |
| ④ | 数値を記録して、グラフにする。 |
| 正常な基礎体温 |
| 月経が始まってから排卵がおこるまでの時期は、全体的に見て体温が低い。この間に卵胞ホルモンが分泌される。月経周期が28日型の人の場合、約14日間。 | |
| 排卵がおこってから次の月経が始まるまでの時期は全体的に見て体温が高い。この間に黄体ホルモンが分泌される。月経周期が28日型の人の場合、約12日〜14日間。 | |
| 低温相が続いたあとガクンと体温が下がり、それから上昇する。この急上昇するあたりで排卵が起こるといわれている。また、体温がガクンと下がった時点やその直前、および高温相になって排卵することもある。 | |
| 月経が終わるころから排卵のころまでの時期。卵胞が育っている時期。 | |
| 排卵から月経開始までの黄体ホルモンの分泌が盛んな時期。基礎体温を測ると高温相になる。 |
| こんな基礎体温のときは要チェック |
| 低温相と高温相に分かれない | |||
| 基礎体温が低温相と高温相の2相に分かれない場合、無排卵月経の疑いがあります。他に、黄体ホルモンのアンバランスのことも。一度、病院へ。 | |||
| 体温がバラバラ | ||
| 生活が不規則で、睡眠時間や起床時間がまちまちだと、体温のアップダウンが激しくなります。できるだけ、規則正しい生活を心がけましょう。 | ||
| 高温相が短い | ||
| 高温相が10日未満と短い場合、卵が未成熟であったり、黄体ホルモンの機能不全の疑いがあるので、一度病院へ。 | ||
| 高温相が長い | ||
| 高温相が3週間以上続くようなら、妊娠や流産の可能性があります。内科的な病気がある場合も。 | ||
チェックしておきたいこと
| 赤ちゃんがなかなかできないという場合、生活を見直してみることも必要です。基礎体温のほかに、体脂肪、運動、食生活もチェックしておきましょう。 |
| 体脂肪 |
| 太りすぎの場合は、ホルモンの分泌が悪くなり、排卵障害を起こすことがあります。適正体重になるように努力してみましょう。ただし、極端なダイエットはホルモンの分泌を司る中枢神経を混乱させ、無月経や無排卵を招くことがあります。 |
| 体脂肪は30歳未満なら、17〜24%、30歳以上なら、20〜27%の範囲内であれば標準です。脂肪が多すぎても少なすぎても生理不順に関係してきます。 |
| 運動 |
| 適度な運動は、血行をよくし、いきいきとしたからだを作ります。血行がよくなれば、女性なら卵巣や子宮の働きがよくなり、男性なら精子の生産が活発になる など、子作りにもプラス作用になります。しかし、ハードすぎるとかえってストレスがたまるので、あくまでも、楽しく、気持ちよくできる運動を見つけましょ う。 |
| 食生活 |
| 1日3食の食事をとることは当然のことながら、栄養バランスのとれた食事をしましょう。穀物、肉、魚、野菜、いも、海草、きのこ、乳製品、豆製品、果物などをまんべんなく食べるように心がけましょう。 |
夫婦の足並みをそろえておきましょう
| 不妊治療は夫婦2人の協力が欠かせません。妻のほうは熱心なのに、夫がそれほどでもないというカップルもよく見られます。不妊治療は、まず、さまざまな検 査を行って原因を探ることから始まります。当然、妻と夫の足並みがそろって、適切な時期に検査を受けられれば、それだけスムーズに進みます。 |
| どうせ、治療を受けるのなら、不完全なかたちで受けるのではなく、夫婦ともに態勢を整えて受けたほうがいいと思います。 |
2009年1月 9日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:不妊症について
妊娠のしくみと不妊症の原因
| 不妊症ほど複雑な病気はないといわれています。また、1人で複数の原因を抱いている場合も少なくありません。もちろん、女性だけでなく、男性が不妊原因を 抱いているケースもあります。いくつかの原因が複雑に絡み合って、「赤ちゃんができない」という事態を生み出しています。 |
| ここでは、妊娠のしくみを追いながら、それに関連する不妊症の原因をまとめてみます。 |
性交
| 通常、1回の射精で1億〜4億匹の精子が飛び出します。精子の大きさは約0.05ミリ、それが1分間に2〜3ミリの速さで進んでいきます。 |
| 女性側の原因 | |||||
| ・膣欠損、膣奇形、膣狭窄、処女膜閉鎖など、膣や外陰に生まれつきのトラブルがある ⇒ まれにみられる。手術などの治療が必要 | |||||
| ・精神的な原因などでセックスができない ⇒ 性行為障害 (挿入できない・痛みがある・嫌悪感がある) | |||||
| 男性側の原因 | |||||
| ・勃起しない、射精できないなどの性交不能 ⇒ 性行為障害 | |||||
| 心因性のものと身体性のものがある。 | |||||
| 心因性 | : | 初体験のときにうまくできなかったなどの苦い経験が心の傷になっていたり、仕事上のストレスが強い場合などが考えられる | |||
| 身体性 | : | 糖尿病・肝臓病・高血圧・動脈効果などの内科的疾患 | |||
精子が子宮内に入る
| 子宮頚部から分泌される頚管粘液(排卵の3〜4日前から排卵日にかけて分泌される透明なおりもの)の助けをかりて、子宮内に精子が入ります。 |
| 女性側の原因 | |||
| ・頚管粘液の分泌不足のため、精子が子宮頚管を通過できない。また、膣や頚管の炎症や小腫瘤がある。 ⇒ 子宮頚管の通過障害 | |||
| 男性側の原因 | |||
| ・精子の数が少なかったり、運動性が悪いため、十分な数の精子が子宮頚管を通過できない。 ⇒ 造精機能障害 | |||
| 男女の適合性による原因 | |||
| ・頚管粘液の中に特殊な抗体があり、精子を通過させない。 ⇒ 抗精子抗体 | |||
精子が卵管に入る
| 子宮に入った精子は1分間に2〜3ミリの速さで、卵管膨大部(卵管の外1/3に位置する一番太い部分)まで進んでいきます。 |
| 女性側の原因 | |||
| ・卵管が狭い、あるいはつまっているため、精子が卵子のところまで移動できない。 ⇒ 卵管通過障害 | |||
| 男性側の原因 | |||
| ・精子の数が少なかったり、運動性が悪いため、十分な数の精子が卵管に到達しない。 ⇒ 造精機能障害 | |||
卵子が卵巣から飛び出す(排卵)
| 血液を通って卵巣に届いたホルモンの作用で、左右どちらかの原子卵胞が約20個くらい一緒に成長します。しかし、最終的に大きく育つことができるのは、 たった1つだけです。その卵胞は2週間前後の時間をかけて、20ミリの水たまりになり(成熟卵胞)、中の卵子を排出。卵子は卵巣の壁を破って腹腔内に飛び 出します。 |
| 女性側の原因 | |||
| ・ホルモンの異常などにより、卵が育たない、育っても排卵できない。⇒ 排卵障害 | |||
| ・子宮内膜症によって卵巣の内部や周囲に病巣ができたため、卵の発育が妨げられたり、排卵できなくなる。 ⇒ 子宮内膜症 | |||
卵子が卵管に取り込まれる
| 腹腔内に飛び出した卵子は、待ちかまえていた卵管采によってチャッチされ、卵管にとりこまれます。 |
| 女性側の原因 | |||
| ・卵管采の形や位置が悪いため、あるいは癒着があるなどのため、卵子をキャッチすることができない。 ⇒ 卵管采の奇形 | |||
精子と卵子が出会う(受精)
| 精子と卵子が出会うのは卵管膨大部です。卵子をみつけた精子は我先にと卵子の周囲に群がります。やがて1匹(もしくは2匹以上)の精子が中に入ると、ほかの精子はシャットアウトされます。 |
| 女性側の原因 | |||
| ・卵子の状態が悪く、受精できない。 ⇒ 卵子の老化 | |||
| 男性側の原因 | |||
| ・精子の数が少なかったり、運動性が悪いため、受精できない。機能障害⇒ 造精 | |||
| 男女の適合性による原因 | |||
| ・卵子を包む膜の部分に特殊な抗体があり、精子が中に入り込めない ⇒ 抗精子抗体 | |||
受精卵が卵管から子宮へ移動
| 受精した卵子(受精卵)は、2個、4個、8個と細胞分裂をしながら、卵管を移動し、子宮へと向かいます。受精後3日半から4日で子宮腔内に落ち込みます。この道のりの途中でひっかかると子宮外妊娠になります。 |
| 女性側の原因 | |||
| ・ 卵管が狭い、あるいはつまっているため、受精卵が移動できない。 ⇒ 卵管障害 | |||
着床
| 受精が起きたことによって分泌されつづけている黄体ホルモンが子宮内膜を厚くふかふかにします。受精卵はここにみずから酵素を出して子宮膜をとかして沈み込み絨毛をくい込ませて安定します。これが着床です。受精してから約1週間ほどで妊娠が成立するというわけです。 |
| 女性側の原因 | |||
| ・ 子宮の奇形、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜炎や癒着などがあるため、あるいは内膜が厚くならないため、受精卵が着床できない。⇒ 着床障害 | |||
2009年1月 9日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:不妊症について
2人目不妊
2人目不妊って??
| 一度も妊娠したことがない場合を「原発性不妊」というのに対し、1度妊娠したことがあったり、1人目は出産できても、そのあとなかなか妊娠しない場合を「続発性不妊」といいます。2人目不妊、3人目不妊とも呼ばれています。 |
| 自然流産でも人口流産でも子宮外妊娠でも、とにかく妊娠したことがある人も含まれます。 |
どんな治療をするの??
| 2人目不妊で来院するする人のうち、半数以上は不妊治療で1人目を授かり、もう1人ほしいという場合です。残りの人は、自然妊娠で出産したあと、なかなか次の子ができないというケースですが、いずれの場合も、一通り不妊検査から行う場合が多いです。 |
| 原発性不妊(1度も妊娠したことがない)と同様、その検査結果に応じた治療が行われます。 |
2人目不妊の原因
| 1人目を妊娠したといっても、1人目を妊娠したときの状態のままずっといるとは限りません。 |
| 妊娠・出産によって、子宮や卵管、子宮頚管などがダメージを受け、それが不妊原因になっていたり、感染症にかかるなどの原因で卵管が詰まってしまう場合もあります。 |
| また、年齢が上がるにつれ卵巣機能も低下するので、ホルモン状態が悪くなっている可能性も否定できません。加齢は夫にもいえることで、精子をつくる機能も徐々に衰えていきます。 |
| また、もともと不妊症の傾向にあったものの、1人目はたまたま幸運でできたという人もいます。 |
どれくらいで病院へ行くか?
| 基本的には1年たっても妊娠しないなら病院へ行くほうがいいです。 |
| しかし、排卵日をねらってセックスをしているのに2人目がなかなかできないときは、早めに病院へ行きましょう。2人目の場合、年齢的にもあまり余裕がないことが多いので、早めに病院へ行き、年齢が低いうちから治療を受けたほうがいいと思います。 |
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カテゴリー:不妊症について
不妊症って何?
不妊症の定義
| 「結 婚してふつうの性生活を営んでいるのに、2年たっても子供ができない状態」をいいます。これは、統計的にみて「夫婦の約9割が結婚後2年以内に妊娠してい る」というデータが根拠になっています。 不妊症は「症」という名がついているように、れっきとした病気です。10組に1組の夫婦が不妊症といわれるくら い、頻度の高い病気です。 |
2年というのは1つの目安
| 2年で不妊とする不妊期間の定義は、1つの目安と考えましょう。 |
| 「そろそろ検査したほうがよいですよ」という勧告にすぎないと思います。 |
| 年齢が上がるほど妊娠しにくくなることは確かですし、妊娠にも適齢期があることも事実です。そのため、年齢によっては、また早く子供が欲しいという希望があれば、結婚後1年でも一応検査を受けたほうがよいと思います。 |
避妊と不妊の関係
| 不妊症の人の中で、4〜5年避妊をして、いざ子供をつくろうとしたらできなかったというケースがあります。そういう人たちは「長い間避妊したのがまずかっ た」と思うようですが、それは見当違いです。実は長い間避妊がうまくいっていること自体、不妊の前兆だったと考えられます。 |
年齢と不妊の関係
| 晩婚化現象で、35歳以上の初産はけっしてめずらしいものではなくなり、なかには40歳を過ぎて出産する人もけっこういます。 |
| でも、一般的にいうと、卵子の状態は38歳を過ぎるとがくんと悪くなります。そのため妊娠率も悪くなります。 |
| 不妊症の治療も若ければ若いほど妊娠率がいいのは確かです。治療をするなら少しでも早いほうが有利です。 |
| また、30代になると、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣腫瘍などの、婦人科の病気にかかる人も増えてきます。自覚症状がなくて気づかないでいたら、これが不妊 の要因だったという場合もよくあります。30歳を過ぎてから結婚した人は、なかなか妊娠しないようなら、ためらわずに早めに病院へ行きましょう。 |
2009年1月 9日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:不妊症について