子宮外妊娠
| 子宮外妊娠とは・・・・ |
| ふつう受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら子宮腔に到達し、子宮内膜に着床します。しかし、なんらかの理由で子宮以外の場所に着床してしまうことがあります。これが子宮外妊娠です。 |
| 成長する受精卵(胎児)を支えるだけのスペースや、栄養補給などの条件が整っていない場所での妊娠なので、胎児が育たないばかりか、母体の生命も危険になります。 |
| 子宮外妊娠しやすい場所 |
| ①卵管膨大部 | : | 子宮外妊娠のうちではもっとも頻度が高く、90%はこの場所に起こります。 | |
| ②卵管峡部 | : | ここに妊娠する頻度は5%です。 | |
| ③卵管間質部 | : | 頻度は5%前後です。妊娠が進むまで比較的症状があらわれないので、しばらくはわからないこともあります。 | |
| ④子宮頚管 | : | まれにしか起こりません。掻爬をすると大量に出血して、子宮を全部摘出しなければならないこともあります。子宮を保存しながら処置する方法もありますが、特殊なので、もし子宮頚管妊娠と診断されたら、保存的治療の経験のある医師のところに行くようにおすすめします。 | |
| ⑤卵巣 | : | まれにしか起こりません。 | |
| ⑥腹腔内 | : | まれにしか起こりませんが、なかには、妊娠がそのまま継続して、分娩のときに ようやくわかることがあります。このときは帝王切開が必要になります。 | |
| 子宮外妊娠の診断 |
| 妊娠しているのに超音波でも子宮内に胎児に関連した部分(胎児や胎嚢)が見られなかったりあるいは子宮外に胎児心拍が認められた場合、子宮外妊娠が疑われ ます。尿中の絨毛ゴナドトロピンの量を測定するほか、子宮の後方と直腸の間で血液がたまりやすい部分に針を刺して、たまっているものを吸引し、血液かどう か、また血液だったらその性状を調べます。 |
| ときどき、子宮外妊娠かどうか、大変診断がむずかしいときがあります。どうしても診断がつかないときは、子宮の内容を取り出すか、腹腔鏡検査をおこなうかの、どちらかあるいは両方の方法で調べます。 |
| 子宮外妊娠の症状 |
| 妊娠5〜6週くらいに少量の出血、茶褐色のおりもの、下腹部の痛みがあらわれます。妊娠6〜8週くらいで下腹部痛や出血、排便痛がおこりますが、このころになると、内診をおこなったとき、子宮に触れると、かなりの痛みを感じます。 |
| 子宮外妊娠の原因 |
| 主な原因は、次のようなものです。 |
| ① | 卵管に炎症をおこしている | 卵管が炎症をおこして完全に癒着した場合は、不妊症になります。しかし、少し狭くなった、あるいは多少の通過障害があるという程度のときは、精子は通過して受精できますが、受精卵はひっかかってそのまま卵管に着床してしまいます。 | |
| ② | 卵管の繊毛運動が弱い | 卵管の繊毛運動が弱いと、受精卵を子宮まで運ぶことができないので、卵管の途中で着床してしまうことがあります。 | |
| ③ | 子宮内膜症がある | 子宮内膜症で子宮内膜の一部がはがれて卵管腔にくっついた場合、受精卵がこの卵管の内膜に着床して卵管妊娠になることがあります。 | |
| ④ | その他 | 先天的に卵管が狭い人もいます。また、妊娠中絶後は卵管炎や子宮内膜症をおこしやすいので注意が必要です。 |
2009年1月10日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:子宮外妊娠って??
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