北欧神話の知識を得る
北欧神話は、古代ゲルマンの人々によって語り継がれた、神々の物語です。
万物の王と呼ばれながら、裏切りと虚偽の神であるオーディンを中心に、
雷神トール、美の女神フレイア、光の神バルドル......そして、邪神ロキ。
世界に君臨する神でありながら、常に滅びを背負ったアース神族たち。
宇宙樹ユグドラジルは根を龍ニーズヘッグにかじられ、海は海蛇ヨルムンガンドによって荒れ狂う。
そして、巨人族との戦いの末の神々の黄昏(ラグナレク)。
これほど退廃的で、破滅を意識した神話は、他に例を見ません。
滅びの後には、新たな再生があるのですが、滅びたものはかえってはきません。
この神話は、エッダと呼ばれる散文詩に詳しく書かれています。
スノリという詩人がまとめたことにより、世界に知られるようになりました。
日本でも、様々に訳されているので、一読をお勧めします。
それでは、この神話に登場する神々を、簡単に紹介します。
| オーディン | 神々の父、万物の王。 知識を得る為に、片目を犠牲にした為、帽子を目深にかぶった老人として描かれる。 |
| フリッグ | 貞節と家事を司る女神。オーディンの妻。 結婚の守護神。のちにフレイアと混同視される。 |
| フレイア | フレイと双子であり、滅び去ったヴァナ神族の末裔。 戦いの乙女、ヴァルキュリアのリーダーでもある。 |
| フレイ | フレイアの兄。アルフヘイム(妖精界)の王。 豊穣と繁殖を司る。 |
| トール | 魔法の槌ミョルニルを持つ、気の荒い神。 しかし、実直で素朴な性格から、オーディンと並ぶ信仰の対象とされた。 |
| テュール | 戦いと正義の神。 フェンリス狼を捕らえる為に、片手を失う。 元は北欧の天空神。オーディンの息子とも、兄弟とも言われる。 |
| バルドル | 神々のうちで、もっとも愛された、光の神。 純粋にして、無垢なる神。 ロキの計略によって、命を落とす。 |
| ノルン | 運命を司る三人の女神。 過去(ウルド)が紡ぎ 現在(ヴェルザンディ)が織り 未来(スクルド)が切る 三人をまとめて呼ぶ時は、ノルニル |
| ロキ | 北欧神話のトリックスター。 頭の回転が早く、神々の為に様々な利益をもたらすが、いたずら好きで、災いも引きよせる。 巨人族の出身だが、金の髪を持つ美しい男。 |
| フェンリル | ロキの息子である狼。 続けて呼ぶ時は、フェンリス狼と呼ぶ。 どんどん成長し、危険を感じた神々が、小人が作った魔法の糸によって捕らえる。 ラグナレクを迎えた際、解き放たれて、最後には太陽と月も飲み込んだ。 |
| ヨルムンガンド | ロキの息子。 ミッドガルド(中央の国。人間界のこと)蛇と呼ばれる。 海にひそみ、世界をぐるりと抱え込んでいる。 |
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カテゴリー:北欧神話